第14回 中田浩毅さん 株式会社COBALT 代表取締役

「やったことがない、はおもしろい」 南極ミッションの成功を支えた準備とワクワク

依頼を受けた仕事の遂行は「よくよくヒアリング」がカギ

―― 読者のみなさまにお名前とお仕事の紹介を

株式会社COBALT(熊本県熊本市)の代表取締役、中田浩毅(なかた・こうき)です。空撮、インフラ点検などドローンの運航に関わる業務のほか、依頼に応じた機体開発や、企業向けのドローン導入講習などを行っています。それに限らず、ご相談いただいた困りごとを解決するお手伝いをさせていただいています。

―― たとえば

砂防ダム点検や土石流災害の際の被災地調査やその実証実験、マイクロドローンを使った設備内部の点検、耐震補強の事前調査として天井裏の点検、プラントのボイラーの中の点検、巨大な縦穴の点検、パイプラインの点検などがあります。人が立ち入れない箇所が多いです。最近では、70年前に作られてから誰一人入ったことのない長大な排水トンネルの中を見るという依頼がありました。われわれがお話をいただくまでに、よそに依頼をしたものの、どこも叶えることができなかったそうです。ほかで実現に至らなかった依頼がわれわれに回ってくることが多いので、その依頼に応えるために案件に合わせた機体を開発することもあります。またドローンではなく、ロボットや車両を使って点検撮影をすることもあります。

―― 依頼主にとっては最後の砦かもしれません

自分でそう意識したことはないのですが、やっているうちにそうなっているかもしれません。

―― ドローンの作業を依頼され、ドローン以外を提案することもあると

はい。ドローンの会社なので、ドローンで撮影して欲しいと依頼を受けることがふつうです。ただ、よくよくヒアリングをするとドローンでなくていいことが多いのです。ドローンでなくてよいのであれば、リスクの低い方法を提案し、提案した方法をわれわれが行います。

―― 「よくよくヒアリング」の意図は

弊社への業務依頼の多くは複雑な商流を経て来るものも少なくありません。そのためお客様の窓口となる担当者だけでなく、実際に我々が撮影したデータを診断や設計等に活用する現場の声も汲み取らなければなりません。何を撮影するのか、または撮影した映像から何がわかるのかを、まずは明確にしておく必要があります。建築物やプラントの点検業務でもそうです。そのため、まず点検の目的と撮った映像から何をアウトプットするのかを確認します。お客さまご自身が依頼の目的について理解を深めていただくことにもなります。なにを成し遂げたいのかを明確にしたうえで、それを叶える最適な方法を考えて、提案します。その方法が、ドローンに限らないということなのです。

コスト削減につながる目標の明確化

―― ヒアリングをせずに困った経験は

過去には撮影したにも関わらずそのデータが使われないことがありました。例えば、マイクロドローンで撮影した映像から点群データや3Dデータを作ることができますが、解析処理にかなりの時間とコストがかかります。一方で点群データを取るためにさまざまな角度から細かく撮影をすると、映っているもの、規格、サイズが分かります。依頼主の目的次第では、点群データや3Dデータが必要ではない場合があるのです。それなら最初から目的にあった方法を選べば、ドローンを飛ばすにしても飛行時間が短くなりますし、工数も減りコストも抑えられます。そこでそもそもの目的を明確化する作業が必要と実感しました。

―― 目的の明確化がコスト抑制につながる

はい。点検は必要事項があらかじめ決まっています。われわれ作業する側が、どういった点検で、何を、どういう理由で撮るかの理解ができていると、適切なオペレーションができます。理解できていないと、無駄な作業をしている可能性があります。お客さまが求めているものを丁寧にヒアリングすることが、結果として不要な飛行やデータ解析の省略と、それによるコスト削減につながります。点検にドローンを使う企業にとっては、人の安全、工数の短縮とともにコスト削減も重要です。その要望に応えられることで次につながると思っています。なおこれは点検の場合で、映像コンテンツの作成依頼となると、お客さまがイメージすることは難しい場合がありますので、ある一定のイメージをわれわれで作り上げて提案することになります。

―― 撮影前のプロセスの位置付けとは

依頼を実現させるためのスタート地点です。実現させるために考えることから始まります。何を、どういう方向で実施するか。そこが明確でないと進めることができないので、私にとっては一番重要なプロセスだと思っています。そこから、もしもこんなものがあれば実現に便利だと考えることがあれば、こういうことをやってみよう、こういうものを作ってみよう、と実験が始まります。地元の熊本にはものづくりのラボを持っているので、作ってテストを繰り返す。場合によってはお客さまの現場に持ち込ませていただいて、繰り返しテストをして、本番を迎えます。開発案件はそういうプロセスをたどります。

―― どんなときが嬉しいですか

それまで見ることが出来なかった箇所がやっと見られた、嬉しい、よかった、とお客様に喜んでいただけたときは一番嬉しいです。

産業遺産を空撮したくてドローンを自作 「経験は全部役にたっています」

―― ドローンを始めた背景は?

もともと産業遺産、産業考古学が好きで、炭鉱や発電所など、国内産業の近代化に貢献した建造物を撮影したいと思っていました。

―― 産業遺産ですか

明治から昭和にかけて、近代化に向けて建設された構造物がいまだに残っています。今のインフラの中に取り込まれているもの、綺麗な形で文化財として残っているものなどがあります。有名なものだけではなく、廃墟や残骸として残っているもの、形だけ残っているものの中にも、産業史の中で重要なものがあります。しかし文化財としての価値がつかなければ、解体され新しく作り変えられてしまいます。これらは人々の生活の中で産業を支えてきたものだから、残っているものは大事に保存をして、活用して、残していきたい。「残しましょう」と伝えていくには、写真を撮ることが実は重要なのです。ちなみに、産業遺産に関しては共著ですが本も出させていただいています。

―― それがドローンにつながったのは

炭鉱、昔の工場、住宅、建物の配置などを、綺麗に魅力的に見せるためには俯瞰で撮影する必要があります。どうしても上空から撮りたくて、高所作業車を借りて撮ったり、カイトフォトといって長さ3メートルもある大きな凧にカメラをつけて撮ったりとしていたのですが、あるとき強風で凧が下せなくなりました。カイトフォトに危険を感じ、他の方法を模索しましたがラジコンヘリは当時高価で購入できませんでした。そんなとき、インターネットで外国の方がマルチコプターを飛ばしているのを見て、自分にもできるのではないかと思い、作り始めたのがドローンを始めるきっかけです。

―― いつ頃ですか

2010年頃です。その頃はまだ世の中にドローンという完成品はありませんでした。電子部品を組み合わせたり、例えばカメラのジンバルもないのでカーボンの板を糸鋸で切り抜いてフレームを作ったり、サーボを使ってカメラの傾きを修正したり、そういうものを一から手作りしていました。それを通じて現在のドローンメーカーを作りあげた方々や、ラジコンをされている方々と出会い、一緒に活動を始めることができたので、おもしろいことをやってきたと思っています。

―― ドローン以前からものづくりや工作に関心があったのでは

大学は機械工学部でした。卒業後に自動車関連の精密金型を作る会社に就職しました。そこでは設計をしていたので機械製図の読み書きがしっかりできるようになりました。精密金型の設計をするにあたって現場の機械加工がわかっていないと正しい設計はできないので、機械加工をするために工場勤務もしていました。ものづくり、溶接、機械切削、金属加工、工作は子供の頃から好きだったんです。中学生のときにはアマチュア無線にもはまりました。ハンダ付け、電子工作を趣味でやって、無線機やアンテナも自分で作っていました。高くて買えなかったものは自作していました。経験は今になって全部役に立っています。

―― テレビ局で働いていました

熊本で就職したかったことがあります。大学で共同研究をしていた企業に就職をしたのですがいずれ熊本の事業所に帰る予定でした。バブル崩壊で白紙になってしまい、会社を辞めて熊本に帰りました。そのときにたまたま地元のテレビ局の募集があり、転職をしました。そこで25年ほど働きました。実は大学の4年間、テレビ局でアルバイトをしていたんです。中継スタッフをしたり、カメラマンのアシスタントをしたり、テロップを作ったり、いろいろな仕事をしていたことが、採用に繋がったのかもしれません。

「誰も成功したことがない」からやりたくなった南極プロジェクト

―― 現在につながりそうな仕事です

テレビ局ではいろんな仕事をさせていただきました。2012年頃に手ぶれ補正のコンパクトデジタルカメラが出てきたので自作のドローンにつけて動画を撮影したら、思いのほかおもしろい映像が撮れるようになりました。周りに見せたら評判がよく、テレビの仕事でも空撮をしてみようとなり、ドローン事業部ができ、空撮カメラマンとして活動することになりました。2016年の熊本地震も、ドローン事業部のカメラマンとして熊本城や益城町の現場で撮影を担当しました。

―― 無人航空機技術者として南極に行かれました

南極は、2016年11月から2017年3月にかけて、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(東京都立川市)第58次南極地域観測隊(JARE58)無人航空機技術者として同行させていただきました。これもいろんな縁があっていくことができたのですが、きっかけはカイトプレーンでした。

―― ドローンがカイトプレーンに派生しました

ドローンはいずれ産業用途で活用できると早い段階で思っていました。より遠くに、より高高度に、より効率よく長時間飛べるドローンを作りたい。それにはマルチコプターより、固定翼、飛行機タイプのドローンの方が有利だろう。まずはラジコン飛行機を飛ばせるようになろう。そう思って、河原でラジコンを飛ばしているラジコンクラブを訪ねてみました。入会はできなかったのですが、その中にとても親切な方がいらして、その方にラジコン飛行機を一から教えていただきました。そこで私の将来の活動の展望などをお話ししたら、熊本県内のカイトプレーンを研究開発されている方をご紹介いただきました。そのカイトプレーンをされている方がこれまたとても親切で、実験や訓練を見せていただけることになりました。当時は会社員だったので休日のときや有給休暇を取りながら実験に顔を出し、そのうちにお手伝いをするようになり、いつの間にかプロポを持って操縦するようになり、ソフトウェアの確認、整備などもわかるようになって、気が付いたらいろいろできるようになっていたんです。そこでの訓練に国立極地研究所のメンバーがいらっしゃいました。

―― 南極につながりそうな気配です

まさにそういう流れなんです。そのメンバーの方のテーマが採択され、翌年南極に行くことになったんです。そのときにたまたまカイトプレーンの操縦、メンテナンス、修理、ソフトウェアを理解している私が居合わせて声をかけていただきました。南極観測隊は基本、公募です。応募者から選抜されるのが一般的ですが、私は国立極地研究所から無人航空機担当技術者として依頼をいただき、行けることになりました。そこからカイトプレーンの操縦もやっています。

―― 縁をつないだカイトプレーンとは

カイトプレーンは主翼がカイト、凧です。グライダーのように主翼が布で、飛行機のような飛び方をします。今は、VTOLカイトプレーンになって、マルチコプターの要素が加わり垂直離着陸ができるようになりました。2022年には、一般財団法人先端ロボティクス財団(東京都中央区)が神奈川県横浜市から千葉県稲毛海岸まで東京湾を50キロ縦断する「ドローンによる『東京湾縦断飛行』実証実験」を実施しまして、それにも携わらせていただきました。

―― 南極挑戦にはどんな意義がありましたか

それまで南極に行くことなど考えたこともなかったのですが、挑戦したいと思ったのは、そこでやろうとしているテーマが誰もやったことがないテーマだったからです。難しさもありましたが挑戦しがいがあると感じました。一生のうちに行ける機会はまずない。そこには本気の技術者、本気の研究者、本気の人たちが集まることも知っていました。本気がぶつかり合う厳しい環境の中で、自分の技術者としての腕を試したいと強く思いました。南極で空気中の微粒子の採取に取り組んだのですが、結果として初めて成功させることができました。

―― 技術者としての南極での活動は

長年培った勘のような蓄積には助けられました。カイトプレーンは2サイクルエンジンで、エンジンのキャプレターの設定が適性かどうかは飛ばしたときの音や、機体についたオイル汚れなどで判断します。体に染みついているものなしには難しい部分があるのも確かです。また、南極では部品が足りないからちょっと買ってくるというわけにいかず、その場にあるもので工夫する必要がありました。例えば、現場で5ボルトの電気を取り出さなければならないとします。5ボルトという電源がないから、12ボルトから5ボルトに変換する装置を作らなければならない。基本的な電子工作がわかっていれば自分で作れますが、そうでないと作ろうとは思えないんです。放熱板がないときには空き缶を切って丸めてリボン状にして、ドリルで穴をあけてネジで繋げて放熱板代わりにしました。専用の部品がなくてもあるもので解決する。ものづくりの経験は非常に役に立ちました。

―― ドローンのきっかけとなった産業遺産から南極までキーワードの範囲が広いです

確かにもともと産業遺産を撮影するためにドローンが必要で、自作したところから入りましたから。自作はなかなかうまくいかないんです。素人なので自分の作ったドローンが悪いのか、自分の操縦技術が悪いのかもわからないままやっていました。当時は独学でしたので。今はスクールで知識や技術、法律も学べます。低価格のドローンで高品質な4K映像での空撮もできます。その意味でもJUIDAの認定スクールのような体系化されたノウハウを提供する機関は大切なことだと思っています。

―― JUIDAの特別講師でもあります

はい。点検や開発のほかにJUIDAの特別講師もしています。独立前は、熊本でJUIDA認定スクールの「九州ドローンスクール」を立ち上げ長く関わってきました。独立してからは、JUIDA講師のほかにも各ドローンメーカーの顧客への講習やカリキュラムの制作、ドローンの導入を予定している企業への訓練方法やカリキュラムの提案、パイロットをされる方への訓練など、お客さまのドローンを使う目的に合わせた講習、カリキュラムを作っています。

―― スクールの受講生に伝えたいことは

業務でドローンを使うために受講される方が多いのですが、趣味にしたいとか将来ドローンで何かをしたいという漠然とした動機で受講される方も少なくはありません。そのような場合でも、こんな空撮がしたい、こんな映像が取りたいなど、自分の中で目的を絞るとよりいっそうドローンが楽しめるかもしれません。

慎重に準備しワクワクして本番に挑む

―― 興味を土台にご自身で決めたことに本気で取り組んでいる印象です

興味があって、好きだからやっている。これは大きなことだと思います。誰だって嫌いなことには本気になれない。この道で食べていくと決めた以上、必要なことは何でも知りたいし、できることはなんでもできるようになりたい。点検業務も開発業務も、お客さまからお願いされた以上、成果を出したいと思います。一方で、結果を出せなかったらどうしようという恐怖心もあります。

――恐怖心の克服法は
私は心配性なところがあるので上手く結果が出せるように、万が一失敗してもリカバリーできる準備をしています。想像しうるあらゆる失敗を考えて必要であればA案、B案、C案と複数プランを作っておくなど、事前にできる対応はすべてして取り組みます。臆病なほど慎重に慎重を重ねてやるというのが、私は大事だと思っています。

―― あらゆる失敗の想定で対策を準備する

私にはドローンの師匠のような方がいるのですが、その方がよく仕事の中で「ワクワクするよね」と言います。私がリスクを考えて慎重になっていると「中田さん、ワクワクするよね。早く飛ばそうよ」って。せっかく努力して作ってきた機体、準備してきたことだから、飛ばして結果を出したい。それを考えるとワクワクするよねって。恐怖がのしかかっていたときには、その言葉にものすごく救われました。南極でやったミッションもそうです。それまで誰も成功させていなかったので私も失敗するかもしれませんでした。それを考えると怖くて仕方がなかったのですが、師匠の言葉で、失敗を恐れるより、楽しく最善を尽くして全力をぶつけた方がいいと思い直せました。

―― 依頼を断るケースと挑むケースとの違いは

無謀で危険なことはやりません。ただ、クライアントがどうしてもやりたいという案件に関しては、リスクアセスメントをしっかりとやります。航空法や電波法等、守らなければならない法律はしっかり守ります。そこにひっかかる場合はお断りします。一方で、誰もやったことがないことを成功させるのは、おもしろいですね。私も仕事でこれは難しいなと怖気づくことがありますが、そんなときは自分に「ワクワクするよね」と言い聞かせます。怖気づくからこそ慎重に対策を立てる。その対策を考える。そして挑む。これが大事です。危険は冒さない。でも挑戦は楽しみたいです。

―― 準備作業への思いが執念に近いと感じます

私にとっては結果が人の役に立たないことが一番怖いことです。お客さまの意図したことに最大限応えるために、作業に手を抜くことはできないですね。

―― 南極で微粒子採取に成功したことも「役に立った」ことのひとつですね

これまで誰も成功していないことを成功させることができ、研究者からも観測目標を達成できたと言葉をいただきました。私の中では、お役に立てた出来事の大きなひとつになりました。

―― 今後、ドローンはもっと普及してほしいですか

普及してほしいですし、すべきだと思います。南極の観測に関しては、なぜドローンでやるのか明確な理由があります。我々が行った観測はドローンでなくても有人の飛行機でも可能なのですが、飛行機の運用には機体輸送や整備などの膨大なコストがかかり、パイロットの安全確保の問題もあります。カイトプレーンだと低コストで1日に何回も飛ばせますし、人に対するリスクもありません。1日に何度も飛んで観測するとその観測の精度が段違いに上がります。基礎研究のデータ収集は精度が大切です。研究費に制約がある中で、低コストで精度を高めるためには、私はドローンが絶対に必要だと思っています。南極観測に限らず、人の手に置き換えて、安全やコスト削減のために役立てていくのが、ドローンの正しい使い方、社会実装のやり方ではないかと思っています。

―― ドローンで仕事をするうえで大切にしてほしいことは

安全確保です。現場では潜んでいる危険の洗い出しや、危険にさらさないために声をかけるなどのKY活動の浸透が進んでいますが、その姿勢が大事です。安全には慎重に慎重を重ねるくらいで丁度いいと思います。

―― 中田さんのようなパイロットになりたい方に向けてメッセージをお願いします

楽しむ方法を考えましょうと伝えたいです。練習を面白がることです。例えばマイクロドローンなどは、シミュレーターで仲間とタイムを競い合うのも楽しいかもしれません。自分で工夫して楽しむ方法を見つけると上達が早いと思います。競い合う相手がいると、なお上達しますので仲間を見つけるのもいいかも知れません。自分で自分の気持ちに火がつけられるかが大切だと思います。会社から言われて業務の一環として始めた方もいらっしゃるかと思いますが、どうせ仕事でやらなければならないのなら、楽しくやりましょう。

―― ありがとうございました。

<インタビュー/村山繁>

中田浩毅(なかた こうき)

2010年からドローンの製作および空撮を開始。当初より映像空撮に加えインフラ点検・観測等の産業用途空撮の可能性に着目。2016年には第58次南極地域観測隊に無人航空機技術者として参加、大型固定翼ドローンよる高高度気象観測等を行う。2017年、JUIDA認定ドローンスクールを設立、認定講座以外にも映像空撮や設備点検など専門性の高い独自の講座を実施。その後ドローン事業で独立し、2021年(株)COBALTを設立。現在は実証実験等の技術支援、機器開発、点検オペレーション等を中心に、企業ごとのドローン導入支援業務を行う。困難な仕事をワクワクに変換するチャレンジ精神、高い技術力と豊富な経験力、入念な準備と用心深さ、備え持った静と動のエネルギーを駆使し、日々ドローンの可能性に挑み続ける。